変化

歳を取るごとに人間は基本変化を嫌うようになって、変わろうと思ってもなかなか変われなくなる。
今までやって来たことが無意味な物に思えてしまったり、変わる事で今周りにある物や人が無くなってしまうのが怖いからやと思うのですが、結局変わっても、今までやってきた事は無意味な事にはならないし、無くならないものも多い。

変えようと思うほど変われなくてイライラするけど、別に変わらなくていいんやと気づいた瞬間に変わってるもの。

なんか、そういうもんやな…と最近思います。

ある程度自分で動いたら、後は風に任せていざという時の為に体力温存するというのも1つの手。


耐える

ここのおみくじだけは信じるという神社が実家近くにあるのですが、ここ数年…というか10年ほど「もうすぐ良い事が起こるから今は耐えて頑張れ」的な言葉を天から伝え続けられていて、私はあと何年耐えればいいんや…と年々若干のくたびれ感を感じて来ているのですが、会社勤めをしていた時の「耐える」とお店をやり出してからの「耐える」はちょっと種類が違っていて、今の「耐える」は自分にとってかなり過酷なもので、でも確実に毎年毎年何かしら成長がみられるような「耐え」なのです。

というのも、とにかく結果を早く出したがるというのが私の昔からの性質で、ゆっくりじっくり経験を積み重ねるという事をどちらかというと不得手としてきたのです。
飲食業に携わる上で、特に大事な事がその、ゆっくりじっくり実績を付けていくという事で、お店の経営はもちろん、技術の向上や、品質の維持、お客様からの信頼を得るという事、そして何より自分がやっていて楽しい、苦しくないという事を続ける必要がある。日々いろんな事を考えて積み重ねていかなければならないのです。

周りから見たら、もう十分成功の域に達してるやろうと思われていても、私自身もっともっと上に行きたいという気持ちは大きくて、(自分にとっては)成果が伴わない今の「耐えろ」の状態は私にとってはものすごくキツイ。数年しかお店をやってない小娘が何を言っとるんだと怒られそうですが…

でも神様には‘こいつは一気に成功しようもんなら図に乗りやがる’と見なされているんでしょうね。
下積みというものをしっかりと経験させて、基盤をちょっとやそっとの雨風では崩れないようなガッチリした物に固めさせている時期なんやと思います。

まだ若いと言われたり、もうおばさんと言われたりする中途半端なお年頃。

大満足!というのは自分が死ぬ間際まで多分思わないんやろうけど、まぁ良いんじゃないかい?ってくらいの満足感をそろそろ味わいたいなぁ…と思う今日この頃です。

ただ単純に、まだ自分を認めてあげれてないって事なのかな…

兎にも角にも、ひのとはまだ続けていきたいと思うし、何をもって良いお店とするかはお客様によってまちまちやとは思うけれども、自分が確実に美味しいと思うものを信じて作り続けることと、人間性を磨く事(これが難しい…)、どちらも頑張って続けていきたいと思っています。





オリジナル

お店のオリジナルのロゴの入った紙袋とか、レジ袋とか、箱とか…。
他のお店の素敵な物を見ると、いいなぁ…うちのオリジナルの物とかちゃんと発注して作ってもらおうかなぁ…と思う事があるのですが、いまいち踏み切れないのは、多分まだ‘ひのと’というブランドを背負う勇気がないからやと思います。
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一生懸命創り上げてきたものでも、すぐに放り投げてしまう悪い癖を自分で認識していて、自分で自分を信じられていないというのもあるし、単純に縛られたくないという気持ちもどこかにあるのです。

‘ひのと’は私の日干(私の生まれ持っての性質)であり、それを店名にしたのは、お店を私の分身として、私もお店も一緒に成長していけたら…という願いを込めての事。

私がブレたらお店もブレる。

この前手相鑑定で言われたように、こだわりを持って、妥協のないものだけで周りを固めていく=自分を確立するという事は、今の一番の重要課題だという事は自分でもよく解っていて、今が過渡期やとは思っています。

‘ひのと’として何を掲げていくのか…。
手放したくならない物を作る。
守っていきたいと思えるものを作っていく。

ここ半年くらいでだいぶ手を変え品を変えして、得手不得手、やりたいやりたくないもハッキリしてきたので、そろそろ削ぎ落としの時期なのかもしれません。

まぁ、ただ単にお金の為って割り切っちゃえばもっと楽なんでしょうけどね…。でも、だったら自分でお店をやらなくても…ってなっちゃうので、ここはじっくり自分に、お店に向き合わないといけないなと思っています。