2020年03月09日

1人外食恐怖症

いつ頃からか1人外食が出来なくなって、勝手にそれを1人外食恐怖症と名付けました。

一時的なものかなと思ってたのですが、多分自分でお店をやり出してからあたり、怪しくなってきたように思うので、かれこれその症状とは5〜6年くらいの付き合いになります。

全く出来ない訳ではなく、知り合いのお店や顔の知れてるお店にはまだ行く事はかろうじて1人で入る事はできます。これも怪しい時期はありますが…。

1人外食が出来ないと、友達と予定を合わせない限り新規開拓出来ないし、行ってみたいお店ばかり増えていって辛いのです。

1人でお店に行くと、どうしても経営者目線で見てしまったりして、純粋にそこの空間を楽しめないというのが大まかな理由やろうなと思っていたのですが、この間、意を決して行ってみたかったお店に入った時に、怖さを感じる別の理由が判ったような気がしました。


まず、お店のドアを開ける時に感じる恐怖について。この恐怖を感じてる人ってどのくらいいるんでしょうね…

お店に入るには当たり前の事ですがドアを開けなければならないのです。ドアを開けたら店側の空間なんです。

お店に入った時の空気感というのはお店に入ってみないとわかりません。中には空気感が外まで漏れ出ているお店もありますが…。

意を決してお店のドアを開けて、入った時に感じた最初の空気感というのは、経験上自分の中での居心地の良さに繋がってきます。
柔らかいのか、尖ってるのか、ゆるいのか、硬いのか…これはお店のインテリアとか店員さんの声色、そこにいるお客さんの雰囲気とかも多少は関係しているのかもしれませんし、その時の自分の精神状態にもよるのかもしれませんが、お店全体から発せられている空気感です。

この感覚はなんとも表現し難いのですが、このお店は自分にとって大丈夫か、大丈夫じゃないかみたいな判断がドアを開けた瞬間に自分の中で瞬時に下されるのです。
例えが悪いかもしれませんが、心霊スポットに近づいた時に“あ、これなんかちょっとヤバイ空気じゃない?”みたいなのって感じる事があると思うのですが、そんな感じに似てると思います。


入ったら最後、最低でも数十分はその空間に居なければいけないじゃないですか。(やっぱやめときます…って店を出る勇気は私にはありません)

それでいて、椅子に収まったら収まったで、お店の人になるべく失礼のないように振る舞おうとしている自分にも気付くのです。物凄く緊張してしまうのです。

いわば、今の私にとって新規お店開拓は、面接会場に向かうようなものなのです。ノックして失礼します…と入っていく、あの緊張感です。

もしくは茶道のお稽古で先生の前で点前をするような感覚…。

お店側に試されているような居心地の悪さ。

自分がお店をやってる時に、1人で来るお客さんに対してそんな事は全く微塵も思わなかったし、むしろ嬉しかったので、これは単なる私の被害妄想である事は確実なのですが、どうしてもその観念からしばらく抜け出せずにいます。

なんでこんな観念が身についてしまったのかは未だ謎ですが、原因がわかれば対処もしようがあるってものです。

なんとかこの観念をひっぺがして、今後再び1人外食を楽しめるまでに持っていきたいと思っています。

ラベル:一人外食
posted by ひのとえり at 09:57| Comment(0) | ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする