隠し味は…

「隠し味は愛情です♡」ってよく言うじゃないですか。私はあれがすごく好きで、実際のところ愛情は本当に隠し味になると思うし、大事なひと手間やと思っています。
料理だけに限らず、誰かの為を思って作った物って必ずその物の中に作った人の〝何か〟が入り込むと思うんです。

今の日本の食品加工の技術って凄いと思うのですが、レトルトの食べ物でも冷凍食品でも美味しいんですよね。
でもレトルトパックのカレーとお母さんが作ったカレーってやっぱりなんか食べた時の感じ方が違うくないですか?たとえ市販のルーを使っていたとしても、箱に書いてある通りの作り方をしてたとしても、なんか美味しいと思うんですよね。

お店のカレーとお母さんが作ったカレーでもそれは当てはまる事で、お店のこだわってるカレーってもちろん美味しいんです。でもお母さんのカレーもやっぱり美味しくて特別じゃないですか。

カレーじゃなくても炒飯でもハンバーグでもオムライスでも、何でも当てはまるんですが、あの食べた時の美味しさの感じ方の違いって、やっぱり作り手の愛情の違いやと思うんです。

自分が作った物より人が作ってくれた料理の方が美味しく感じたり、自分で淹れた珈琲より人が淹れてくれた珈琲の方が美味しかったりするのも多分同じような原理やと思うんです。

同じレシピでも作り手が違えば全く違う物になります。食べ物って作った人の性格やったり、その時の作り手の感情がもろに出るジャンルやと思います。

だからお店をやるにあたって大事な事は、いかに自分をニュートラルな状態に持っていくかやと思っています。highでもlowでもない安定した状態。
愛情以外の余計な感情が入り込まない状態。多分分かる人にはすぐにバレてしまうから…まぁ、気付かない人の方が多いとは思いますけどね…

ガトーバスクが、レシピも材料も何も変えてないのに「なんか前より美味しくなってる気がする」ってよく言われるようになったのは、多分、自分の感情のコントロールが上手くなってきたからやと思います。プラス、集中して作れる環境になった事と、作業に慣れてきて気持ちを込めやすくなったからっていうのもあるのかもわかりません。

それを踏まえて今後自分がどんな物を作っていきたいかっていうのが最近ちょっとずつ自分の中で出てきだして、ちょっとずつ楽しくなっていきそうな予感です。
この事に関しては、多分話し出すと長くなると思うのでまた別記事で書こうかなって思ってます。









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